きょう、このBL本、読んだ。

商業BL本(漫画・小説)の感想。ネタバレあり。某文芸編集部編集者/小説編集者歴7年目(+校正者歴3年)。

リンク アンド リング / つゆきゆるこ

リンク アンド リング / つゆきゆるこ

[あらすじ]君が好きだと、胸を張って言えるようになれたら――。 「隠れかわいいもの好き」の別所は、同じ趣味を持つ蒔田と大学の講義で偶然出会い、意気投合する。蒔田は柔和な性格ながら、好きなものを好きだと言える、芯の強い人だった。 紆余曲折ありながらも晴れて恋人同士になった二人は、独占欲や嫉妬心にも真摯に向き合いながら、二人にとっての最善をゆっくりゆっくり探していく……。【電子限定描き下ろし付き】
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[感想]
好きと気づいて相手を想って、両想いになるまでは自分の中の好きって気持ちは自然と育つものだと思うけれど、両想いになってからも相手のことを想って、自分に向き合って、一歩ずつ「好き」って気持ちを深めていくのって本当に尊い。それがこのリンクアンドリングの二人なわけです…つまり二人は尊い
優しい二人なんだけど、言わなきゃいけないことはタイミングを失ってもちゃんと後から相手に伝えたり、自分が間違ったと思ったら会話して謝って…お互いのことが本当に好きなんだという気持ちが満ち溢れててすごく優しい気持ちになる。指輪のリングケースの描き下ろしまで大満足で、なんか読んでる間ずっと二人の優しさと初々しさにあてられて、ほっぺた微笑み型になってたわw
別所の友人、藤司と久長のサイドストーリーの読切も収録されてて、こちらは本編の二人よりももう少し大学生らしいテンションです。


では、また!
浅葱 拝