きょう、このBL本、読んだ。

商業BL本(漫画・小説)の感想。ネタバレあり。某文芸編集部編集者/小説編集者歴7年目(+校正者歴3年)。

12月に購入したBL漫画(全7冊)

あけましておめでとうございます🎍
新年ですが平常運転のブログ記事ばかりの更新となっております。
本年もよろしくお願いいたします。


2019年12月に購入したBL漫画は7冊でした。
手当たり次第に購入しても読む時間が全然取れなくて、積んでる漫画・小説があふれてるのでだいぶ反省した結果ですw
管理アプリつけるようになって、未読本ばっかりガン積みなのを目の当たりにすると反省しますね...可視化コワイ(ノД`)

漫画は確実に読みたいと思っているものと、気になるなぁ〜というものは購入して、
気になるけど買うか迷うなぁ...と悩むものは購入しない事にしました。


というわけで、いつものように購入記録+ちょこっと感想付きになっています。
ではどうぞ〜❗️
(順不同/敬称略/あらすじは電子書籍サイトの作品内容から)
f:id:BLnote:20200103002440p:plain

恋するヒプノティックセラピー / まさき茉生

[あらすじ]「催眠セラピーで気持ちも身体もダダ漏れ」ボーイズバー勤務で恋人いない歴=年齢のクローゼットゲイ・高澄一志は、耐性がないせいですぐに周りの男性を恋愛対象として見てしまう自身の惚れっぽさに悩んでいた。そんな一志は最近隣に住む年下の大学生・伊佐木蒼と仲良くなった。酔って倒れているところを介抱したことがきっかけで、お礼にご飯を作ってくれるようになり、一志は早くもイケメンな蒼にドキドキしてしまう。ある日、一志の悩みを知った蒼はバイト先の催眠アロマオイルマッサージ店に誘い、耐性をつけるための特訓として蒼の施術を受けることを提案し――。

[感想]がっつりエロな漫画でした〜。ストーリー自体には特にこれといった特徴はないw 可愛い系の顔をしている受けの身体がむっちりした筋肉のエロい身体付きで、ちょっとアンバランスに感じたけれど、そこも含めて、ちょろい・エロい・純情の三拍子っぷりがなんか可愛かった。エロ特化の漫画は流し読みして終了って感じが多いんだけど、まさき茉生さんの漫画は好き。

神様のウロコ(1)  / 日ノ原巡

[あらすじ]智治はなかなか新作を書けないでいる小説家。久しぶりに祖母と暮らした故郷に帰ってきたら、寂れた駅前で、お腹をすかせ倒れ込んでいる男を見つけてしまう。今時和服すがたの男に、何をしているのかと尋ねると、「妻を待っている」と言うが、なんとその「妻」とはーーー!!? 新鋭・日ノ原 巡が描く、龍神×男嫁の異種恋愛譚、ここに開幕!!

[感想]1巻はまだ物語の序章という感じで、これから智治がどんな風に龍神の鱗さんに恋心を持つのか楽しみ。恋愛要素以外の部分では、智治が抱えている負の過去っぽいエピソードとおばあちゃんとの関係も気になるし、天狐の登場で天界(神様の世界?)の事情っぽいものも気になる。日ノ原巡さんの漫画は、攻め受け片方のキャラは好きだけどもう片方はまぁまぁって感じで、個人的にツボに入らないことが多いんだけど、この作品は智治も鱗さんも好きなキャラクターだった。特に鱗さんがほんわか可愛らしくて好き。少し絵の感じが変わったかな??

君はパーフェクト / 未散ソノオ

[あらすじ]いわゆるデキる男・木関創也は、極度の世話焼き体質。同期のものぐさ王子・野間ゆずは、創也にとって好きなだけ世話ができる貴重な存在。お世話する方もされる方も「幸せ」なのに、思わぬ横槍が入って…!?人をダメにする世話焼き男×ものぐさ王子クンの究極のわれ鍋とじ蓋ラブ!電子版特典として、紙書籍の応援書店特典マンガ2Pを収録。

[感想]う〜ん、何というか感想を持ちづらい漫画だった...。面白い・面白くないで言えば面白くないわけではないんだけど、具体的に何がいいとかここが好きとかいうのが出てこない感じ。ストーリーにもキャラクターにも置いてきぼりにされて、放置される感じでもどかしさを感じた。未散ソノオさんの漫画の魅力ってなんだろうなぁ。合わない作家さんだなってキッパリ切り捨てて新作チェックしないでもいいやって感じにはならないから、何かしら魅力を感じていることは確かなんだけど、具体的に語れない...そしていつもなんだか気になって買ってしまう。そんな感じです。

ボクの旦那様(2) / 直野儚羅

[あらすじ]猫の獣人・ユニは、つがいである精悍な犬の獣人の侯爵様に愛され、元気な双子の赤子を無事出産。家族で海水浴に行ったり、旦那様と愛を確かめ合ったり、充実した日々はあっという間に過ぎていく。初めての子育てはてんやわんやだけど愛いっぱい。犬×猫もふもふファミリーLOVE

[感想]ユニが子供っぽいのでちゃんと子育てできるのかなぁと思っていたけれど、双子ちゃんはスクスク育ってたw 獣体に近いピアージュの方が女の子で自由奔放&結構やんちゃなのがおもしろおかしかった。ほんわか子育てライフに差し込まれるシリアスなストーリー部分は、直野儚羅さんお得意のダーク・ファンタジーなんだけど、バイオレンス要素は薄くて割とあっさりしてるので、ちょっと物足りないような...。黒い卵から何が生まれるのかは次巻に持ち越しなのね...予想外の何かが生まれるのかな。楽しみ。2巻で登場したライオン王子の護衛兼侍従のイケメン渋オジと黒狐にもまた出てきて欲しい。

コミックパーティ ワンダーラブ(2) / 山野でこ

[あらすじ]男だけどBL漫画家をしている雷蔵はひょんなことから同じく男でBL作家をしているTOSと知り合う。リア充でイケメンだけど作風は闇BLで超売れっ子の雷蔵に対し、作風はふわあまBLだけどコミュ障陰キャで人気もイマイチなTOS。なにもかも正反対な二人だったが、いつしか真剣に想い合うようになり恋人同士となる。しかし最近、TOSの部屋に不審な手紙が届くようになり、心配した雷蔵は「一緒に住もう」と誘ったが…!?

[感想]相変わらずTOS先生おもしろいw 1巻の陰キャ拗らせ具合は多少影を潜めたけれど、独特な勘違いっぷりは健在で、本当にいいキャラしてる。そして雷蔵先生もだいぶ振り切った感じでTOS先生との関係を深めてて、ナイスコンビでナイスカップルw 新キャラ登場で意外にもTOS先生が人に好かれる質だと分かったり、中田さんが妻子持ちだったり、新しい要素を入れつつも1巻からの面白さが継続されてて大満足。雷蔵先生が自分達のことを実録(風)漫画でSNSに上げて、TOS先生が雷蔵先生との初Hを振り返る流れ好きだなw

はだける怪物 下 / おげれつたなか

[あらすじ]セフレだった秀那と林田は、恋人同士になり、今は大阪と東京での遠距離恋愛中。秀那は大阪で、偶然林田の元カレ・弓と出会う。弓は、かつて林田が暴力を振るっていた相手で、今も林田の部屋の壁に貼られた写真のひとだった。そしてある時、秀那は弓の体に未だ残る、林田の暴力の痕を見てしまい……。『怪物』だった林田と、彼を好きになってしまった秀那。「好き」だけで終われない、いびつなふたりの物語、いよいよ完結。

[感想] 📌こちらに感想記事あります。
blnote.hatenablog.jp

薔薇とヘドロ extra edition / 天河藍

[あらすじ]互いが居ないと生きられないと悟った理人と大我は、気持ちを確かめるように身体を繋げ合っていた。
ある日、理人が昔の仲間・柳川に呼び出される。それについて行った大我は、柳川からの問いに動揺を隠せず……。求め合う共依存BLの後日譚――!※「薔薇とヘドロ extra edition」は、著者の同人誌「薔薇とヘドロ 番外編1.5」及び「薔薇とヘドロ extra edition」を加筆修正したものです。

[感想]2人だけの箱庭で2人だけの幸せに充足している共依存の2人。想像通り。柳川にわざわざ「みこにとって家族なんて反吐が出る存在だよな」って心の声で語らせる必要あるかな?語らせることで却って陳腐になることもあるので...難しいです。



では、また!
浅葱 拝