きょう、このBL本、読んだ。

商業BL本(漫画・小説)の感想。ネタバレあり。某文芸編集部編集者/小説編集者歴6年目。

緑土なす きみに捧げる花の名は / みやしろちうこ(イラスト:user)

[あらすじ]結婚が決まり、喜びあふれる今世王に愛され続け、音を上げぎみの足弱。足弱の体のために愛の行為は中四日あけて、と今世王と家臣「灰色狼」たちで決めるが、今世王はとかく我慢がきかず、足弱も彼に甘えられると弱い。そんな蜜月のある日、自分の寿命が今世王より短いことを知った足弱は、動転して姿をくらますことになってしまう。今世王は愛しさと切なさで胸を一杯にして、足弱を迎えに行くが…!? 書き下ろし長編の他、王族命の家臣団「灰色狼」の連作やuser先生による描き下ろし漫画も収録!(電子書籍サイトの作品内容より)
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[感想]
番外編とSS短編のまとめ掲載(集録)+書き下ろし長編の構成で、長編部分は、前巻のその後の二人の甘々な蜜月を描きつつ、足弱のレシェに対する堅実な愛情が育まれてきたことを見て取れる内容で、この先にも続く穏やかな二人の人生を想像できるような余韻も残していて、誠実なストーリーだったと思う。
足弱が寿命の違いについて考えて結婚に向き合ったのに、結婚衣装をどうしても着て欲しいからって、待ったをかけるレシェのブレなさには笑ったw 

個々の短編もSSも書き下ろしの長編も、各々は丁寧な内容だったけれど、1冊全体として見て評価するとストーリー性がぶつ切りにされている印象が強く、そのせいで1、2巻の時のような物語の濃密さは失われており、冗長さを感じさせる構成になってしまっているのが残念。
同人誌として発行したら贅沢すぎるけれど、商業誌としては完成度が今一つで物足りない感じ。

でも足弱(あえて足弱と表記しますが)とレシェのふたりの話が読めたのは嬉しかったです。


では、また!
浅葱 拝

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